作品集

このページでは、わたくしが他のアーティストに書いた曲を御紹介します。しかし、サンプル演奏については著作権の問題もありますので、わたくしのセルフカバーのバージョンを載せました。悪しからず。

これらの作品を書いていたのは、20代後半の頃で、どうも自分は表に出るような器ではないと感じた私は、作詞、作曲家として生きようと決心したのでした。そしてチャンスに恵まれ、様々なアーチストに曲を提供することができたのです。
 当時は無我夢中で、自分の作品を客観的に見る余裕もなく、自分を見失っていったように思います。しかし、こうして改めて聞いていると、音楽の楽しさが心の底から沸き上がってきます。なにはともあれ、様々な音楽に挑戦し、難しい注文に苦しみながら書いたこれらの作品が残った訳で、なかなか面白い曲を書いていたのではないかと思っています。

 この当時は結婚をしたばかりで、何とか音楽で生計を立てようと考えていました。作家としての仕事は、音楽の職人といってもいいでしょう。そして自分にはその才能があると信じていました。しかし、次第に私は辛くなってきました。こういう曲の書き方が面白くできるのなら良かったのですが、何だか自分の曲がどんどん消化されていくだけのような気がして、一曲一曲の価値が感じられなくなってしまったのです。じっさい売れてしまうと、月に何十曲も書かされることになります。十曲書くのも大変なのに。という訳で、私は次第もっと自分のいいたいことを書こう、という気持ちが強くなっていったのです。
 アルバムの埋め草だろうが、シングルのB面だろうが、ここにある曲はやはり私にとって大切な作品なのだと思います。また、そういう気持ちが持てなくなったら、やはり音楽自体が面白くなくなっていくのだと思います。私にチャンスを与えてくれた多くの人達に感謝しつつ、これらの唄を作れたことを嬉しく思うのです。

冬の夢

古時計

とんぼ

作詞・作曲

松山晴介 

編曲

瀬尾一三

 今思うと、当時の音楽状況はフォークからニューミュージック、そしてAORへと移行する過渡期だったようです。この曲は私が初めて他のアーティストに書いたもので、「古時計」が取り上げてくれました。その後、「とんぼちゃん」改め「とんぼ」も取り上げてくれました。この二曲を聴いてみると、当時の音楽状況が反映されているように思います。「古時計」の方が原曲に近いのでが、「とんぼ」のほうも味わいがありますね。

わかるかい

野村正樹

作詞・作曲

山科晴義 

編曲

大村雅朗

 一応作家になったのだからどんなジャンルのものでも書かなくちゃいけないと思っていたところ、演歌系の野村正樹の曲を書くチャンスに恵まれました。といってもド演歌ではなく、ニューミュージックっぽい演歌になってしまったようです。

風のメモリー

ひなつ幻

作詞・作曲

山科晴義 

編曲

若草恵

ひなつさんはカンツォーネの方ではかなり有名な方なんです。どう言う訳かこの唄をたいへん気にいっていただき、取り上げていただきました。ニュー・ミュージック系の人とちょっと違った歌い方ですが、この唄にあっていると思います。

甘えてこいよ

田中健

作詞

山科晴義 

作曲

網倉一也 

編曲

船山基紀

 当時ソニーの名プロデューサーだった酒井政之氏に初めて依頼されたのがこの曲で、目茶苦茶プレッシャーを感じてボロボロになって書いた曲です。酒井氏からは「女達よ」というテーマを与えられ、曲は網倉氏で作詞家としての仕事でしたが、何を書いて良いのか判らず、実際に三日も眠れずに書いたものです。しかも断片的な言葉をまとめてようやく出来たもので、私としてはよくデッチあげたな、という感じなのです。

霧のリバプール

早川絵理

作詞・作曲

山科晴義 

編曲

清水信之

 この曲の最初に題名があって、ディレクターに具体的なイメージを与えられて書いた曲です。自分としては思ったよりは良くできたような気がします。

ジェロニモTHE大酋長

5カラット

作詞・作曲

成駒屋晴介 

編曲

あかのたちお

 この曲は遊び感覚で書いたものです。「5カラット」という当時のディスコバンドの企画もので、大ヒットした「ジンギスカン」のような感じで様々な人物をモチーフに色々な作家に競作させたものでした。名前も成駒屋晴介と変えたせいか、とても気軽に書いたような気がします。

SHOOTING STAR

PORT TOWN

藩恵子

作詞・作曲

山科晴義 

編曲

大谷和夫

 この二曲は当時ヒットした松本零児の「1000年女王」というアニメの人気声優、藩恵子のアルバムに入っている曲で、後者はやはりタイトルが決められていて書いた曲です。

MAGIC

郷ひろみ

作詞

DICK St NICKLAUS
MACKENZIE COLT

作曲

DICK St NICKLAUS

訳詩

山科晴義 

編曲

荻田光雄

 郷ひろみの曲ということで期待と緊張をもって書いたものです。一応訳詩、ということになっていますが、実質的な作詞です。出来るだけきわどい内容にしようと私としてはかなり大胆な言葉を使ったつもりなのですが。作詞家としても頑張ろうと思っていた訳なんです。

DECEMBER

追憶〜メモリー

恋はエトランゼ

北詰友樹

作詞・作曲

山科晴義 

編曲

美野春樹

作詞

いわさきゆうこ(恋はエトランゼ) 

編曲

木森敏之

 この3曲は若手俳優北詰友樹のために書いたものです。東芝のディレクターが私を買ってくれて、アルバムとシングル曲を書かしてくれたのです。「DECEMBER」は最初のアレンジがボツになり、もう一度シングル用に撮り直されました。「追憶」は最初は「彼女」というタイトルで持っていったものです。北詰本人は「アリス」の曲が好きで、そんな感じで、ということでした。「恋はエトランゼ」は自分の為に書いていた「キャメラマン」という曲を持っていったら、別の人に作詞を頼まれて、いつの間にか別の唄になっていました。

KITTY CAT

石野真子

作詞・作曲

山科晴義 

編曲

矢野立美

 当時は仕事のない時もどんどん曲を書いて、音楽出版社にストックしていました。その中からスタッフがレコード会社に売り込みに行ったりするのです。この曲もそんな曲の一つで、石野真子の最後のシングルになるはずでした。諸般の事情でアルバムの一曲になってしまったのは残念です。

百億の夜千億の星

シェリー

作詞・作曲

山科晴義 

編曲

若草恵

 やはり東芝のディレクターの依頼でシェリーのシングルということで書きました。最初にシェリーのアラビアンスタイルの写真を見せられて「こんな感じで書いて、」と依頼される訳です。けっこう力を入れて、レコーディングまで済んだのですが、いつの間にかこの曲はB面になって、「クレオパトラの涙」というなんでもない唄がA面になっていました。このセンスは未だに私には理解できませんね。

白い冬

グラシェナ・スサーナ

作詞・作曲

山科晴義 

編曲

田辺信一

 グラシェナ・スサーナはチリ出身の歌手で、日本でも人気のある実力派の一人です。そんな人のシングルを書けるなんてとても幸せで、ちょっとしたプレッシャーの中で書いたのがこの曲です。「歌い手が良いと何だかすごくいい曲に聞こえるね、」というのが出版社の友人の感想でした。

哀しみのモノローグ

風車

作詞・作曲

山科晴義 

編曲

松田実

 友人から京都で活動しているフォークグループの為に曲を書いてくれと依頼されて、二曲渡しました。それっきり音沙汰なく時は過ぎていきました。しかしそのグループ「風車」は私の曲を大事に二十年近くも唄い続けていてくれたのです。「風車」は夫婦で定期的にコンサートで唄っているフォークデュオで、アコースティック主体の音作りをしています。最近CDを自主製作し、この曲をアルバムタイトルにしてくれました。唄を書いていて良かったな、と思いました。







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