

松山晴介のオリジナル「LADY & BOY」をお届けします。この唄の内容は男と女の関係の一つの形を唄っています。男と女の関係と一口に言っても人間の数だけいろいろあるんだとは思いますが、私の願望も込めた形の一つを唄っています。男はいつまでも夢を追う少年でありたいと願い、女は淑女であり、そんな愚かな男を優しく見守っていて欲しいというたいへん身勝手なものです。でも、案外そう思っている男性は多いんじゃないでしょうか。少しマザコン傾向もあるかな……。とにかくそんなことを唄ったものなのです。
この唄を作ったのはかなり前です。まだカセットのMTRで録音していた時代で、唄の内容や出来には満足していたのですが、いかんせん音がグシャッとしていて聞き辛いものでした。その後、機材が進化する度に録音をやり直していたのですが、なかなか満足のいくテイクが出来ずに悶々としておりました。今回のテイクも一応デジタルのMTR、デジタルミキサーで録音したものなのですが、どうしても納得のいく音に出来なくてジリジリしていたものなのです。今回PRO−TOOLS LEを駆使して思い通りの音を出すことができました。特にガットギターの音が思った通りになったのが嬉しいのであります。デジタルとはいえMTR、ミキサーを使うと最後のミックスの時にエフェクターを統一しなくてはならなくてどうしても音がグシャッと潰れてしまうんですね。今回のテイクも以前はガットギターとボーカルがかなりカリカリした音になってしまって、その時はきっとそれが良いと思ったんだろうけど全体に落ち着きのある音にならなかったのであります。とにもかくにもこれは作り手の思い入れに他ならないのでありまして、聞く方は「ヘエー、苦労したんだねぇ……、」で終わる話なのではありますが、ウーン、やっぱり言わずにはいられないのであります。
