update 2010.03.03

皆さん、HARRY山科こと松山晴介の音楽が聞けるお店にようこそいらっしゃいませ。
このお店では松山晴介のオリジナル、カバーなどいろいろな音楽を楽しんでいただけます。
御ゆっくり、楽しんで下さいませ。


★「川をボートが…」松山晴介

 今回のスターダストクラブは松山晴介のオリジナルで「川をボートが…」です。実はこの作品は二度目の登場です。だいぶ前ですがまだ太っていた頃の私が長野の千曲川で唄ったものです。もともとこの唄は自分でも気に入っていて大切にしていたのですが前のバージョンは満足していませんでした。やっぱり8トラックのMTRで録音したのでどうしても音が固まっているのがまず気に入りませんでした。それからキーが高くて全体にボーカルがひきつっているような感じで不自然でした。尤も今このキーで唄うのはもう不可能かも?、ということもあったりして……。
 販売用のCDは録音し直したりミックスをし直したりして買ってくれた人の視聴に耐えるだけのクオリティを達成しなくてはなりません。そういう意味でもこの作品はぜひ再録音しなければ…、と考えていたものなのです。今回はPRO−TOOLS LEとパフォーマーを駆使して思い通りの音が撮れたと思っています。キーも低くして私らしい歌声で撮れたのではないかと思います。

 この唄をずっと録音していて、どうして自分でも好きなんだろう…、と考えていたのですが、ある意味、この唄はもっとも私らしい作品だからではないかと思うのです。私らしい作品とは?。たぶん、私は器用貧乏なほうでわりといろんなタイプの作品を書いてきました。そんな中でこの唄は自分の中から湧いてきたように出来上がったものです。正直言うと詞の内容は何度か書き足して完成までは時間がかかっています。最初の部分ができて唄っていたのですが物足りないような気がして幾つかのサビを付け足しました。すると今度は長くなりすぎてしまって削ったりして、この形になったのは前回の録音時に構成し直したものなのです。だからよーく聞いていると季節感がばらばらなんであります。最初は夏のつもりで書いたつもりなんだけど、最後は木枯らしが出てきてしまったのでした。ただ、この唄の世界が自分と同等だ、という気がします。私は別に金持ちになりたいわけでもないし、さりとて清貧に甘んじて生きたいわけでもありません。どちらかというと小さな幸せを持てればいいと思っています。でも、突き詰めれば多くの人がそんな風に願っているのではないでしょうか。この唄にはそんな想いがそこはかとなく漂っている気がして、自分でも聞いていてほっとするのかもしれません。ありのままの自分だから受けようとも思わないし、そこに存在しているだけて由とする自分がいるのだと思います。

 撮影は多摩川でやりました。この唄の一番最初の副題は「多摩川風景」というのがついていて、都内を転々としていた私が山口氏などと付き合いはじめて多摩川近辺をぶらつくことがあってその印象を元に書いたのだと思います。そういえばかなり若い頃、カミさんと二人で日野駅から日野橋まで歩いたことがありました。その時はちょっとした小旅行のような雰囲気でした。今は多摩川よりももっと遠くに住んでいます。時代を感じますね。






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