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★「HIHIHI」松山晴介

 松山晴介の正調POP路線の一曲「HIHIHI」です。考えてみれば私のデビュー曲「赤い花もようの服」も当時としてはかなり異色の正調POP路線の曲で、まだフォークが盛んな頃に妙にポップな曲だったんで印象に残った人も多かったようです。当時、どこのラジオ局や新聞社に行ってもみんな私がイメージと違うので戸惑ったようです。こんなポップを唄ってるんだからどんな素っ頓狂な奴だろう、と思っていたらどこの誰よりも暗い、いかにも四畳半フォークやってます、てな感じの男が現れたのだから当然でしょう。
 時代の流れの中で当時の私は次第に暗く重くなっていくのですが、本来は脳天気なポップが好きで、これが私の基本なんじゃないかとも思うのであります。そのルーツを深く探っていけば、テレビの黎明期に見た「夢で逢いましょう」や「シャボン玉ホリデー」にたどり着くのかもしれませんし、もっとたどればラジオから流れてきた洋楽なのかもしれません。どちらにしても私がポップが好きなことは確かなのであります。
 この曲もとにかく今思っていることを作ってみようとキーボードの前に座ってあれこれ弾いているうちに出来上がったもので、詞の内容なども深く考えて作ったものではありません。その分自分に素直な唄になっているとも思うのであります。そしてこの唄のように聞いていて浮き浮きしてくるような作品は私にはそんなにありませんので、余計にお気に入りになっているのかもしれません。


 録音はだいぶ前のものなのですが、今回、友人が70年代のGUILDギルドのギターを貸してくれたのでオーバーダビングしました。このギターがまた好い音がするのであります。特に高音のコードが安定していてピックでカットするとヒジョーに気持ちエエ!のであります。それからベースもオーバーダビングしました。シンセベースがやや弱いように思えたので手弾きのベースで低音を安定させてます。
 撮影は我が家のスタジオであります。今回は直前に風邪をひいてしまって野外での撮影は困難となり、どこかスタジオを借りて…とも思ったのですが時間がなくてそれもできず、それならば、と自宅で録音している様をそのまま撮影することにしました。という訳でたくさんのカット数を撮らなければならないので丸々一日撮影し続けるはめになりました。それを編集で揃えていくのであります。最近ちょっとだけはまった外国テレビの「24」の影響か画面分割のアイデアが浮かんで多用しました。
 ただ、病み上がりでやったのでひどい顔であります。自分で自分のクリップを見て「ずいぶんジジイになってしまったなぁ……、」と実感してしまいました。もう先はそう長くないな、と思ったので、なんとか今年中には自分の作品をまとめなくてはと決意したのであります。

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